「うるげだ」顔いっぺなれ!
「うるげる」とは、庄内の方言で、水を吸って潤んだ様子のことです。
長風呂して指うるげでしまたあ」なんぞと遣います。
人が本当に楽しいとき、心もうるげでしまいます。
うるげだ顔同士、ただ一緒に笑っているだけで友達になります。
うるげだ顔えっぺなれ~!
あんまりうるげでしまうど、ごしゃがっでも笑てっし、となりの笑てる顔見で今度は泣ぎだぐなてくっし、感情の「たが」なの、ぼこっでしまうんだろのうぉ・・・。そんだ自分さおぼげで、そんだ自分どごめんごぐで「ああ今日は楽しがったぁ」。。。そういう時間でんじだの。
(あんまりうるげでしまうと、叱られても笑っているし、となりの笑っている顔を見て、今度は泣きたくなってくるし、感情の「たが」が外れてしまうんだろうね。そういう自分に驚いて、そういう自分をかわいく思って「ああ今日は楽しかったあ」。そういう時間が大事なんだ。)
※「たが」が外れる・・・桶(おけ)なんかの周囲の板をしっかり止める役割をしているのが「たが」。この「たが」が外れちゃうと桶はバラバラになっちゃう。